マイクロソフトの純正アンチウィルスソフトで、無料で使えて、(DVDやUSBメモリから専用OSでブートするので)PCにインストールする事なく使える
「Windows Defender Offline」の起動メディア(CD/DVD/USBメモリ)を作っておきましょう



概要

TeslaCryptウィルス(vvvウィルス/mp3ウィルスなど)を始め、最近では深刻な被害をもたらすウィルスが増えてきています
もちろん殆どのユーザーの環境で「何かしらのアンチウィルスソフト」がインストールされているかとは思いますが
新しいウィルスとアンチウィルスソフトの関係は常に「いたちごっこ」なので、新種や亜種のウィルスが発生すると
アンチウィルスソフトがインストールされていても間に合わない事が多々あります

アンチウィルスソフト側でのパターンファイルの用意が間に合ってなくてウィルスに感染してしまった場合、
例えばTeslaCryptなどでは「ハードディスク上のほぼ全ての大事なファイルを、次から次へと暗号化してmp3ファイルなどに
変えてしまう」挙動をするので、ウィルス対策にまごついてPCを起動したままでいると、どんどん被害が広がる場合があります

こういう時に、普段使っているWindowsと関係なく、CD/DVD/USBメモリ起動で「アンチウィルス専用のOS」として使える
アンチウィルス専用の起動メディアは便利な場合があります
(普段から常用する必要は全くありませんが、いざという時に、パソコンが極端に重い場合など、「明らかにおかしい」、「危険」という場合には
PCをシャットダウンしてアンチウィルスソフトの起動メディアから起動するのは効果的です

マイクロソフトのWindowsでは、Windows7向けなどに、無料で使えるアンチウィルスソフトの「Microsoft Security Essentials」、
Windows8/8.1/10に標準で入っている「Windows Defender」がありますが、これらと全く同じアンチウィルスエンジンを使って
専用の起動メディアから起動できる「Windows Defender Offline」というフリーのアンチウィルスソフトがあります
(お使いのOSには関係ないのでWindows7/8/8.1/10共通です)

「Windows Defender Offline」の起動メディアの作成方法

1、マイクロソフトの「Windows Defender Offline」のページを表示します

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/what-is-windows-defender-offline



2、下にスクロールして、(お使いのOSが32ビットか、64ビットかに合わせて)
「32ビットバージョンのダウンロード」
または
「64ビットバージョンのダウンロード」
のどちらかのボタンを押してダウンロードします


3、ダウンロードしたファイル(msstool64.exeなど)を実行します

(※)ユーザーアカウント制御の画面がでたら、「はい」を押して実行を続けます


4、「次へ」をクリックします


5、(CD/DVDの起動メディアを作りたい場合は)CD/DVDドライブに空のCD/DVDメディアを入れてから
「空のCDまたはDVDを使用します」を選択して「次へ」を押します

(※)USB起動ディスクを作りたい場合には「パスワードで保護されていないUSBフラッシュドライブを使用します」を選択します


6、作成されるのを待ちます


7、作成が完了したら「完了」ボタンを押します


8、ここで作成されたCD/DVD/USBメモリを使ってPCをブートすると、普段お使いのWindowsと関係なく
アンチウィルスソフト専用のOS(Windowsのサブセット版)が起動します

9、ブートCD/DVDを入れた状態で(電源OFF状態から)PCの電源を入れて
「Boot from CD...」の表示が出たタイミングで、 「Enter」キーを押してCD/DVDから起動します

最初に黒い画面で「Windows Boot Manager」という画面になって、
選択肢が「Windows Setup [EMS Nnabled]という項目で止まりますが、
ここで「ENTER」キーを押して先に進みます

(※)「Windows Setup」とか書いてあると今のWindowsが消されて
別のWindowsがインストールされるみたいに感じるかもしれませんが、そんな事はなく
アンチウィルス専用の特殊Windowsが起動されるだけです

10、起動すると普段のWindowsとは別の
Windows Defender Offline専用のOSで起動し、自動的にWindows Defenderが起動し、
そのままクイックスキャンが開始されます



10、「今すぐスキャン」ボタンが表示された時点で、一度クイックスキャンは終わっていますが、
もし心配でしたら「フル」を選択してから
「今すぐスキャン」ボタンを再度押すなどしてください(当然ですが「フル」だと非常に時間がかかります)

(※)自動で実行されたクイックスキャンの結果だけで大丈夫なら「今すぐスキャン」を
押す必要はありません


11、スキャンが完了したら、画面右上の「x」ボタンでWindows Defenderを閉じます

12、「終了しますか」のダイヤログが表示されたら「はい」ボタンを押すとPCが終了します




最期に

今回紹介した「Windows Defender Offline」はWindows8/8.1/10などの「Windows Defender」やWindows7などで使える
「Microsoft Security Essentials」と全く同一のエンジンです

例えば、今回のケースにおいて、お使いのアンチウィルスソフトで検出できなかったウィルスが
「Windows Defender Offline」で検出・駆除できたとしても、アンチウィルスソフトもそれぞれ長所・弱点はありますので
安易に「お使いのアンチウィルスソフトをアンインストールして、アンチウィルスソフトをWindows Defenerなどに戻す」事は
しなくていいと思います

むしろ、普段お使いのアンチウィルスソフトがあるなら、「それは使ったまま」で、セカンドオピニオン的な意味でお試しください